• カレンダーのアイコン ご予約はこちら
  • 電話のアイコン 043-306-9705

ランナー障害に悩む方へ

/

症状から記事を探す

【ランナー障害に悩む方へ】膝・足・股関節の原因と治療法 ~ニーイン・回内足のメカニズムと物理療法~

こんにちは。稲毛にこぐさ鍼灸整骨院です。
今回は「ランナー障害」にお悩みの方に向けて、ケガの原因と対策について詳しく解説していきます。
特に多くのランナーが抱える“ニーイン”や“回内足(オーバープロネーション)”、そして“股関節の動きの悪さ”が、いかにして膝や足の痛みにつながるのかを解説し、実際の治療方法についても触れていきます。

■ ランナー障害とは?

ランナー障害とは、ランニングやジョギングによって起こる体の不調の総称で、「膝の痛み」「足首や踵の痛み」「股関節の違和感」などが代表的な症状です。

当院では特に以下の症状でお悩みの方が多く来院されます:

  • ランナー膝(腸脛靭帯炎)

  • シンスプリント(脛骨過労性骨膜炎)

  • 足底腱膜炎

  • アキレス腱炎

  • 大腿部・股関節の違和感や詰まり感

これらの多くは、走るフォームや身体の使い方の癖からくる「動作連鎖の崩れ」が根本原因になっています。


■ ニーイン(Knee-In)とは?

「ニーイン」とは、走行中に膝が内側に入る動作(内反+内旋)を指します。
この動きは膝関節に対して不自然なストレスをかけ、特に**腸脛靭帯炎(ランナー膝)や膝蓋大腿関節症候群(PFPS)**の原因になります。

ニーインが起こる原因

  • 回内足(後述)

  • 股関節外旋筋の弱化(中殿筋や梨状筋など)

  • 大腿内転筋群の過緊張

  • 体幹の不安定性

特に中殿筋や深層外旋六筋の筋力が低下すると、股関節が安定せず、結果的に膝が内側に倒れてしまいます。


■ 回内足(オーバープロネーション)とは?

「回内足」とは、足の内側アーチがつぶれ、足部が内側に過剰に倒れ込む状態をいいます。

回内足による影響

  • シンスプリントや足底腱膜炎の誘発

  • 膝関節へのねじれストレス

  • アキレス腱の過負荷

回内が強いと足部が不安定になり、脛骨や膝関節、股関節までのバイオメカニクス(運動連鎖)に悪影響を与えます。


■ 股関節の可動性とランニング障害

股関節の可動性低下や筋力不足は、膝や足の動きに連動して悪影響を与えます。

特に重要なのは以下の動き:

  • 股関節の外旋・外転

  • 股関節の伸展(後方への蹴り出し)

これらが不十分だと、膝が内側に入りやすくなり、結果としてニーインが起こります。

また、股関節の詰まり感を訴える方は、腸腰筋や大腿直筋、殿筋群のアンバランスが原因となっていることも多く、ストレッチや筋膜リリースが効果的です。


■ 具体的な物理療法とリハビリメニュー

当院では以下のようなアプローチでランナー障害を治療・改善します。

① ハイボルテージ療法(高電圧治療)

急性の炎症・痛みに即効性のある治療です。
深部の筋肉や靭帯にまで電気刺激が届き、炎症の抑制・血流改善・疼痛緩和を目的とします。

使用例:

  • 腸脛靭帯周囲の炎症

  • アキレス腱部の滑液包炎

  • 中足骨周囲の疲労痛

② 超音波治療

1MHz~3MHzの超音波を患部に照射し、深部組織の温熱・ミクロマッサージ効果を得ます。
硬くなった筋肉や靭帯を柔らかくするのに適しています。

使用例:

  • 中殿筋や梨状筋の緊張緩和

  • アキレス腱の慢性的な張り

  • 足底腱膜炎における硬結部位の改善

③ 筋膜リリース(手技)

筋膜の滑走不全を解消することで、可動域改善・痛みの軽減・姿勢の改善が期待できます。
手技によるリリースに加えることで深層組織までアプローチします。

主な対象部位:

  • 股関節前部(腸腰筋)

  • 膝外側(腸脛靭帯・外側広筋)

  • 足底(足底腱膜・母趾球筋)

④ 運動療法・エクササイズ

機能改善のために必要な筋肉を鍛えるトレーニング指導も行います。

中殿筋トレーニング

  • サイドブリッジ

  • クラムシェル(ゴムバンド使用)

足部安定性向上

  • タオルギャザー

  • フォーカスボードでの片足立ち訓練

体幹の安定化

  • プランク

  • デッドバグ


■ 姿勢とフォームのチェックも重要

当院ではランニングフォームのチェックや静的アライメント分析も行っています。
必要に応じてテーピングの提案も可能です。

【チェック項目】

  • 立位での骨盤傾斜

  • 股関節の可動域

  • 着地時の足部の倒れ込み(過回内)

  • 膝関節の捻じれ

  • 体幹の安定性


■ まとめ

ランナー障害の原因は、単に「走りすぎ」だけではなく、身体の使い方の癖やアライメントの崩れによって引き起こされるケースがほとんどです。
ニーインや回内足、股関節の動きに問題がある場合は、痛みの出る部位だけでなく全身の連動性を評価し、適切なアプローチが必要です。

稲毛にこぐさ鍼灸整骨院では、物理療法・手技療法・運動療法を組み合わせ、根本改善を目指します。
慢性的な膝や足の痛みに悩むランナーの方、ぜひ一度ご相談ください。

当院のご紹介 About us

院名:稲毛にこぐさ鍼灸整骨院
住所〒263-0051 千葉市稲毛区園生町382-25
最寄
◆JR:稲毛駅
◆モノレール:スポーツセンター駅

京成バス山王町行き、千葉センター行き、またはザ・クィーンズガーデン行きに乗車
「オーツーパーク」下車、バス停より直進150m。左手の青い建物。
駐車場:あり 4台(院の隣にございます。)
                                 
受付時間
9:00〜
12:00
15:00〜
20:00
~17:00 -
定休日:日・祝日

【公式】稲毛にこぐさ鍼灸整骨院 公式SNSアカウント 稲毛にこぐさ鍼灸整骨院ではTwitter・Instagram・LINEを運用中!

【公式】稲毛にこぐさ鍼灸整骨院 公式SNSアカウント 稲毛にこぐさ鍼灸整骨院ではTwitter・Instagram・LINEを運用中!

【公式】稲毛にこぐさ鍼灸整骨院
公式SNSフォローお願いします!

  • 新しい施術のご案内をしています
  • 受付時間変更などのご案内をしています
  • LINE[公式]で施術のご案内配信中